アルヒフラット35 被害者のブログ

アルヒフラット35不正融資被害者を救いたい!

アルヒの【フラット35住宅ローン】による被害の話。20代男性

現在30歳の会社員(男性)の事例です。

 

2020年3月、約2900万円の投資用物件購入のために

住宅用ローンであるフラット35の契約をさせられました。

それが不正利用だと分かった時にはもう後戻りできない状態でした。

債権者である住宅金融支援機構からは、残債の一括返済請求の催告書が来ている状況です。

私のように騙される人間が出ないように、

そして既に騙されてしまった人たちと繋がり共に救済の道を探るために、

私の事例を話そうと思います。

 

 

購入しようとしたきっかけ

201910月頃にArexyという会社の人物から不動産投資の勧誘の電話が来ました。

また怪しい勧誘かよ…と思いつつも

「家賃収入があれば老後の保障になりますよ!」

「保険代わりになりますよ!」

「御社の他の方もやってますから!」

という誘い文句は、当時うつ病で将来に不安を抱えていた私には魅力的でした。

そうして詳しい話を聞くことを決めてしまったのです。

 

ブローカーとのやり取り

詳しい話が始まると、何故かSEEDという会社の人物(以後Mと呼称)が担当者に変わっていました。
(
後から確認したことですがMはSEEDの社長の知人であり、正式な社員ではないとのこと)

ファミレスで何度か会って聞いた話によると、

・ローンの返済は物件を賃貸に出した家賃収入で支払うので実質手出しはない

・空室保障もあるので家賃が途切れることはない

・その他諸々保障されるので、実は不動産投資ってローリスクな投資なんですよ(??)

ということでした。

言われるがままにまずは事前審査を申請させられました。

その際うつ病のことはMにも伝えているのですが、それは伏せて申請したそうです。

まぁ高収入でもないし通るとは思っていなかったのですが…

 

ARUHIとの契約

何故か審査が通ってしまいました。

そしてenluxという会社から東京のマンションの1室を2880万円で購入することと、

ARUHIのフラット35でそのローンを組むことが決まります。

そのローンが住宅用であることを知らされたのは、

申し込み書類を提出して後戻りできない状況になってからでした。

2020年3月にアルヒ渋谷店(不動ローン&ファイナンス運営のフランチャイズ店)で、

フラット35の契約をしました。

Mからは事前に、アルヒからその物件に住むかどうか質問されることを説明されており、それに対して「はい」と答えるよう指示を受けていました。

嘘をつくことになるのではないかと思いその点について確認したところ、

「転勤等で引越した時に住むため物件を購入したが、転勤の取消などで住む予定がなくなったので賃貸に出すパターンと同じなので問題ない。」

と言われ、当時無知だったこともありそれで納得してしまいました。

そして事前にMに指示された通り一言「はい」と答えるとそれ以上は追及されることはなかったため、その態度を見た私はARUHI側も了解済みで通しているのかもしれないと感じました。

 

それから20218月にその物件に住んでいるかどうかの確認の手紙が届き、

20222月にはその確認ができなければ一括返済要求の可能性ありとの連絡が届きます。
不安になりブローカーのMに連絡を取ろうとしたところ音信不通となり、

そこでやっと騙されていることに気づいたのでした。

 

不自然な点

今回購入したのは東京の物件でしたが、私が当時から住んでいるのは中部地方です。

Mの指示で

「今後東京に転勤が決まっているのでその時に住むため」

と説明させられましたが、その裏も取らずに融資を通すのはおかしくないでしょうか。

転勤が理由であれば辞令の写しを送らせるなど確認のしようはいくらでもあったはずです。

 

また、アルヒに対して申込書類の開示請求をして確認してみたところ

・申込書にどう見ても違う筆跡で加筆されている

・売買契約書の売主の名前が、自分で持っている原紙と開示書類で異なる

 ・知らない方の売主に電話したところ、そのような契約をした記録はないとのこと

・というかよく見たら偽物の印鑑で捺印されている部分がある

など不審な点が多々見つかりました。

売買契約書についてはともかく、その他の点は素人が少し目を通しただけで気付くようなことですが、なぜプロであるアルヒは気づかなかったのでしょうか?

それらの確認を怠りながら、あるいはあえて見逃しておきながら、

債務者だけが責任を問われるのは理不尽ではありませんか?

 

物件の状況

まだ賃料こそ入ってきているものの、

一括返済請求の催告書も来ている状況を考えると全く喜べません。

そもそも本当は得られてはいけない収入ですし。

 

さいごに

今にして思えばあまりに考えなしだったと我ながら思います。

確認や調査が足りなかったという落ち度が私にもあることも認めます。

ですが不正を主導した悪徳業者と、不正融資を蔓延させたアルヒはお咎めなしなのに、

我々被害者だけが責任を取らされるのは納得ができません。

このままでは私たちは自己破産、つまり経済的に死ぬしかありません。

そうなればこれから子どもを持って大学まで行かせてやることも難しいですし、

本当に住むための家を持つこともほぼ不可能でしょう。

たった一度騙されてしまったら、そんな幸せを掴むことも許されないのでしょうか。

 

私たちが救われたいというのももちろんありますが、

同じように苦しむ被害者をこれ以上増やさないためにも

この問題の本質をしっかりと追及する必要があると思います。

そのためには公正公平な第三者委員会による徹底的な調査が必要です。