アルヒフラット35 被害者のブログ

アルヒフラット35不正融資被害者を救いたい!

ARUHIの【フラット35住宅ローン】による被害の話。20代女性

現在30歳です。契約当時は27歳でした。

 

 

 

購入した物件について

東京都内にある区分マンションを1710万で2018年11月に購入しました。

ARUHIと金消契約を行い、1710万の融資を受けました。

 

居住確認の書類が何度か届いた後、2022年1月13日に"催告書"が届きました。

「不正利用のため、1月25日までに残元金約1600万円を一括返済してくれ」とのこと。

支払いはもちろんできませんでした。

2022年5月、"競売開始決定通知"が届き、現在2022年12月、競売が終了しました。

物件は500万ほどで売却されたようなので、残債は1100万ほどと予想されます。

さらに遅延損害金などが足されることでしょう。。

 

 

購入しようとしたきっかけ

当時私には300万ほどのカードローンの残債がありました。

自営業の私に仕事を教えてくれていた師匠的存在(ブローカーA)には、その事を話をしていました。

ある日、ブローカーAから「カードローンと不動産購入をまとめられる。ただ返済していくより、資産になる返し方をしない?」そんな感じの提案を受けました。

言ってる意味がよく分からなかったのですが、後日、共通の知り合いである元銀行員(ブローカーB)の家で不動産投資の話を聞くことになり、そのまま事前審査を通してみることになりました。

元銀行員の言うことだから・・・と、疑いもしなかったです。

 

 

不動産業者へ訪問

事前審査通過の連絡が来ました。

そこで初めて、新橋にある不動産会社”アールエージェント”にブローカーBと共に足を運び、本審査の申し込みをしました。

 


ARUHIとの金消契約

事前審査の申し込み書類を記入してから約2週間後、ARUHIのフラット35を使うと報告を受けました。

他に選択肢はなかったのですが、当時とくに違和感は感じませんでした。

 

ARUHIの営業マンには契約日当日に会い面談をしましたが、記憶がほとんど何もないくらいあっさりとしたものでした。

ARUHIフラット35の詳細は説明されず、投資用物件に使えないことなどの説明がなかった記憶です。そのまま契約は進みました。

 

契約内容の不自然

当時は知識もなかったし、プロに任せます!!と明るい気持ちと信用の気持ちがありました。

契約には不動産業者だけでなく、ARUHIの方に会ったり、司法書士の方の書類もあったりと、不正があるなんて何も疑わなかったです。

今になって契約書をちゃんと見てみると、売買価格1010万の物件に対して、1710万の融資がおりています。差額700万。

なぜこの差額で融資がおりたのか。。。

 

そこで契約書類の開示請求をしたところ、ARUHIに提出された売買契約書と、自分の手元にある売買契約書の数字が違っていました。

 

 

不動産業者から聞いた話

「住まなくても大丈夫」「1回住民票を買った物件に移して、後で戻します」

と言われていました。

自分の中では、購入したから自分の物件だし、実際自分が住みたくなったら住もう♪と軽い気持ちでいました。

 

ところがある日、居住確認の郵便物が住宅金融支援機構から届きました。

返送を求められている事を不動産業者に話したら、

「婚約者が主に住んでると書いてください。僕の後輩が住んでるから大丈夫」

「途中で法律が変わった、契約当時は賃貸してよかったから大丈夫」

などと言われ、その時はまだ不動産業者を信用していたし、他に頼れる人がいなかったので、業者の言葉を信じていました。

 

 

家賃の未納あり

アールエージェントから引き継がれた、”リノプランニング”という管理会社。

同じくアールエージェントで物件を購入した知人から、「家賃が支払われなくなったので、確認した方がいいですよ」と連絡をもらい確認したところ、家賃がの入金が止まっていました。

幸いにも私は業者に連絡したら入金が再開されたのですが、知人は今現在も未納とのこと。約1年半が経過しているそうです。

私は1ヶ月分、未納のままです。

 


とくに辛かったこと

大切な人になかなかこの状況を伝えられなかったことが1番辛かったです。伝えたあとも関係のない相手にも考えさせてしまったことです。

将来の自分と、将来の子供のためにと思って決断した不動産投資でもありましたし、万が一うまくいかなくても身内に迷惑かけることはないと思っていました。それが真逆の結果になってしまい、悔しさと不安に襲われる日々でした。

 

この同盟を見つけるまでは、一人でどうしたらいいか考え込んでいました。

自己破産が最初に頭に浮かんだのですが、何か他に策があるのではないかと、弁護士や不動産コンサルを探して会いにいきましたが、誰を信じていいかも分からない心境との格闘でした。

 

 

最後に

信頼している人と元銀行員からの誘いではありましたが、不動産投資を決断する時は金額も大きいので不安な気持ちはやはりありました。

ですが、「不動産投資は銀行のお墨付き」と、どこかで聞いた記憶があったり、司法書士さんの書類もでてきたりと、不動産業者と私だけの間で済ませられる契約ではなかったので、「銀行が許可するのだからきっと大丈夫だ」と思い契約をしました。

ブローカーと業者と銀行が手を組み合わないと、ここまでの被害者はでないと思います。

 

どうか、銀行側には調査と改善、自分たちの非も認めてもらいたい。

今後、若者の被害が増えませんように。